0年0月
養老桜紀行2015
養老駅周辺の桜が満開になっています。
養老公園や当館は養老駅より少し上にあるので、あと2〜3日先でしょうか?
この養老駅は今から約100年前の1919年に誕生しました。駅舎はそのときのままのものです。1919年といえば、なんと第一次世界大戦が終わりベルサイユ条約が結ばれた頃のことですその時から現役なんて、驚きですね。大正ロマンの香る美しい建物です。表札の『養老駅』という看板はなんとひょうたんで文字が書かれています。皆さん、養老駅に降りられたら、少し振り返って目を凝らして見てみてください。
若水取り
今週末の3月21日(土)養老神社の境内の掬水泉にて、若水取りが行われます。
昔々、若い木こりが病気の父のために養老の滝で水をひょうたんに汲んで帰ったところ、滝の水は酒にかわり、父の病気はすぐに治った。これが養老の滝伝説です。
この話をお聞きになり、この地を行幸した元正天皇は、この水をお飲みになり『醴泉は、美泉なり。もって老を養うべし。蓋し水の精なればなり。天下に大赦して、霊亀三年を改め養老元年と成すべし』との詔を出しました。
この故事にならい、春一番の泉の水を木こりに扮した若い女性が汲み上げ今年一年安全を祈願します。また汲み上げた水は観光協会の方が奈良県にある元正天皇廟へ献水にいきます。
養老に春を告げる行事です。
※写真は以前行われた時のものです。